いまだに有効な薬がない、未解決の疾患は残っている。例えば巨大な市場があり、根治療法が存在しないアルツハイマー症の治療薬は、まさに世界が欲するものだろう。この分野の先陣を切った「アリセプト」(エーザイ)には、長らく他社から同タイプの薬が現れなかった。医薬というものは最初にコンセプトを実証し、新市場を切り開くのは大変だが、他社の薬の後に追随するのははるかに楽だから、アリセプトのように長期にわたって市場
創薬の過程では適当な「疾患モデル動物」が不可欠... の続きを読む
たぶん、私の人生で一生使わないであろう言葉のひとつが、内部統制。えっと、内部を統制する組織かなにかなのなかな、っと恐る恐る調べていると、合ってました。良かったです。もちろん、詳しくは知りませんでした。なので、この内部統制には4つの目的があり、6つの基本的要素がある事は知りませんでした。4つの目的とは、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全。これもまた難しい言葉が並んでますが、
内部統制ってなんでしょう?... の続きを読む
数日間、モデルの仕事をしながらも「名前」というものについて考えた。彼の名前を知ってしまったことが私たちの「名前のない世界」の決定的な終焉であり、別れを意味しているように思え、待ち時間にこっそり泣いた。その涙は現実の世界で彼の名前を呼んでみたかったということでもあり、時が過ぎてどこかで偶然すれ違って、今度は「名前のある世界」で、お久しぶり、元気?などと言い合うような夢を一瞬考えたからだった。でもこれ
「名前」というものについて考えた... の続きを読む
はじめから治療は「腰だめ」すなわち勘や経験だけをたよりに行うものであると決めてしまっては「医学」らしくありませんから、そこでしばしば登場するのが、「診断さえ正しければ治療はおのずから定まる」とする論理です。認識さえ正しければ制御はおのずから可能である、という自信です。その代わり、診断が定まらなければ治療の手のつけようがなく、場合によると一ヵ月も二ヵ月も検査だけで日が暮れるというような情景もなくはあ
論理と自信... の続きを読む
「子育てが終わってね。また本格的に勉強し直しているの。とても充実しているわよ」紅一点の参加者(といっても、もともとぼくたちのクラスには二人の女性しかいなかったのだが)、群馬県で皮膚科医院を開業しているというKは、けっこう自信にあふれた口ぶりだった。個人的な性癖として、この手のタイプは苦手である。もちろん、彼女が悪い人ということではないが。そういえば彼女、学生のときからいつも前向きの姿勢を保っていた
「医者」人生をそれなりに楽しみ充実している紅一点の... の続きを読む