日本の労働者がよく働くワケ

2012.01.14

日本の労働者がよく働くのは、この生活者としての利便を十分に享受したいからでもある。生活者としての利便を享受するには。それなりの金がいる。労働者の家庭では、残業代を組み入れた生活設計をしていることが多いであろう。いったん生活水準を上げてしまうと、それを下げるのは大変である。違法なサービス残業までするのは、上司の覚えがよくなり出世にプラスになるという計算があるからでもある。それにより、当面の生活に犠牲が出ても、長い目でみれば自分やその家族の生活は安泰となり、この豊かな生活水準を享受し続けることができる。

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こう考えているのであろう。このように、労働者の論理の対抗軸は、会社の論理だけではない。生活者の論理もあるのであり、そこには労働者にとっての自家撞着がある。私たちが、労働者の論理を生活者の論理に優先させるという社会的な選択を決意したとき、ようやくイタリア人のように休めるようになるのかもしれない。