インターネットの登場でこれまで最も消費者から遠くにいたメーカーが、消費者と直結する事態も各所でみられるようになった。デル・コンピュータでは、パソコンに対する購入者の仕様を聞き、それにより部品を発注し組み立てて消費者に届けるという仕組みを作った。ユーザーの要望をダイレクトに製品に結びつけてしまったのだ。製品製造への消費者参加以外の何ものでもない。大量見込み生産から一品ずつの注文生産の時代へ移行する気配がある。なによりも資源・時間・在庫などの無駄がなくなるのである。考えてみれば少し前まではほとんどがそうであったのだ。もちろん昔の生産方式とは違うが、しだいに注文生産に近づいていくであろう。そのとき消費者のデータを持つインターネットショップは強みを発揮することとなるであろう。消費者をして生産から販売までのチームの一員として受け入れる。これまで、小売業者と卸売業者、生産者はそれぞれに売買の当事者として利害の相反する取引相手であった。しかし最近では、消費者の要望を実現するチームとなった。それをもう一歩進めれば、消費者もその一員となるのである。